新しく辞書に載る言葉を街で探して歩くことを、「ワードハンティング」と呼ぶそうです。ならば、このブログでは、「ブックワードパトロール」(※造語です)をしていきたいと思います。つまり、本に関係する慣用句やことわざなどを探して逮捕……いえ、解説します。
斬新な切り口やな!
パトロールするんだね。
読書百遍意自ら通ず
はじめに読書したときは理解できなかった本でも、百回ぐらい繰り返し読めば、意味が自ずから理解できるようになる、ということわざです。
難しくてわからない本でも、繰り返し読んでいればいつかわかるようになる日が来ると大変励まされる言葉ですね。いつか理解できるようになると思って諦めずに読み続けましょう。
名言過ぎる! これは逮捕や!
本の虫
「あの人は本の虫だから」と言うと、あの人は読書家で、多読(たどく、量を読む人)家であることを示します。本の虫とは、もともとは本に住み着く虫、紙魚目(しみもく)のことだそうです。
読書好きからすると、上には上がいることを知っているので、自分のことを「本の虫だ」とは絶対に言えません。ですので、他人から「本の虫だね」と呼ばれると、非常に喜びます。
すみれちゃんは本の虫だね!
(照れながら)うちは多読家ではないからどうかな~。
青木まりこ現象
皆さん、突然ですが、本屋に行くとなぜか便意を催した……という経験がありませんか? 私は子供の頃からわりとずっとそうでした。なぜだろうと思っていましたが、それは私だけではなかったようで。実は、この現象には名前がついています。それが、「青木まりこ現象」。
東京都杉並区在住、当時29歳の青木まりこさんが『本の雑誌』に投書したことが発端だそうです。青木まりこさん、さすがです!!
なお、この現象について、科学的な根拠を究明する研究は色々とあるようですが、いまだ解決を見ていないようです。
わかりみが深い。署までご同行願います。
いかがでしたでしょうか。本について何らかのことを表現する慣用句や現象名があるということ自体がおもしろいですよね。
引き続き、「ブックワードパトロール」していきたいと思います。
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